旭川市議会では、福居秀雄議長、中村のりゆき副議長が8日の議会運営委員会(議運)で辞意を表明し、議運代表者会議を3回行い、選挙の投票方法まで定めていました。
しかし、福居氏、中村氏ともに、13日の議運で突然、辞意を撤回し、「辞めるのやめた」ために、議会は大混乱となりました。
議運が断続的に開かれ、14日の臨時議会の開会に間に合わせようとしましたが、深夜の24時までかかっても調整できず、時間切れとなり、第3回臨時会全体が流会となりました。
議会が流会になったのは1997年第二回定例会が、当時の大西正剛議長が辞任しなかった時以来28年ぶりです。その時に当時の自民会派が、2年で交代するルールを非公式に定めていました。
28年前は最初から辞めないと言って揉めました。今回は、辞めると言って手続きが完了し、再び選挙で勝てると思っていたのが、負けそうなので「辞めるのやめた」というものです。
日本共産党はじめ野党各党と無所属は、議会を開くために努力しました。しかし、自民会派が、「辞めるのやめた」理由となっている「各派会長会議」を「公式な会議」と明言することに抵抗したために、時間切れとなりました。
議会は流会になりましたが、帯状疱疹ワクチン接種の助成と下水管調査の費用については、緊急性があり、日本共産党が要望してきたことでもあり、事業執行に影響がないように市の専決処分に協力しました。
今回の議論では、辞任手続きが完了した後の辞意の撤回が妥当なのか、などの論点が残りました。議運は継続審議となり、正副議長も含めて議会人事の議論は持ち越しになっています。
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