6月19日、旭川ゆかりの詩人・今野大力の没後89周年の碑前祭。
献花、黙とうの後、大力祭運営委長の能登谷繁が報告し、加藤雅敏氏が「やるせなさ」を朗読しました。旭川市教育委員会社会教育部の佐藤弘康部長、日本共産党旭川地区委員会の荻生和敏副委員長から来賓あいさつをいただき、治安維持法国家賠償要求同盟北海道本部の歌代英蔵会長からメッセージをいただきました。
今野大力は当時の治安維持法によって、逮捕投獄され、拷問を受けて重症となり、生死をさまよい、その後も闘病生活をつづけながらも編集の仕事などで闘いつづけましたが、病気の悪化によって、1935年6月19日、31歳の若さで亡くなりました。
日本が戦争に向かうなかで、大力は人々のくらしや平和に生きる権利をうたい、反戦・平和のために闘い続けました。
能登谷運営委員長は、私たちは今まさに、戦争か平和かの歴史的な岐路に立っています。『戦争する国』への大転換を許してはなりません。大力たちが命懸けで勝ち取った平和憲法をいかして平和な社会をつくるために力を合わせていきましょうと呼びかけました。
また、詩碑は没後五十周年の一九八五年(昭和六〇)に建立してから既に三九年が経過し、台座などの傷みが激しく大規模な修繕が必要、詩碑の修繕募金への協力をお願いしました。
0 件のコメント:
コメントを投稿