柔道女子70?級でアテネ、北京と五輪二連覇を果たした上野雅恵選手を育てた旭川南高校柔道部総監督の中野政美氏が9月16日、旭川市議会の議場で講演しました。
市議会文化スポーツ議員連盟の主催で、議員や市民など約九十人が参加、議場で市民対象の講演会は初めての企画となりました。
写真左から、のとや繁・文化スポーツ議員連盟事務局長、鎌田勲・文化スポーツ議員連盟会長、中野政美・南高柔道部総監督。
中野氏は、教え子が四大会連続で五輪に出場し、三つの金メダルを取った。今回の北京五輪での上野雅恵選手、佐藤愛子選手それぞれの戦いぶりを紹介しながら、「こんなに強い雅恵は初めて見た。心の強さが充実していた。勝っても控えめだが、私はそんな柔道が大好きだ」と称えました。
中野氏は、「いつもこんな練習ですかと不思議に思われるが、特別な指導方法はない。練習は全力でやる、試合には勇気がいる、それを身体で覚えさせる」と静かに語り、「大事にしたことは、強い人だけでなく、初心者や未熟な者とよく話すこと、褒めて、やる気をもたせる。欠点よりもいいところを見つけて、伸ばすこと」と述べました。
最後に中野氏は、最初に金メダルを獲った恵本裕子は、高校の途中から柔道を始めた。南高柔道部は素人ばかりだが、一生懸命努力し、多くの人が協力して育てた。そのひたむきさが、多くの人を感動させ、信用をもらった。「南高柔道部は宝です。勝手も負けても私の誇りです」と締めくくりました。
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