2010年3月22日月曜日

オール旭川で総合的な運動を  発達障がい児の高等養護設置

 3月9日の市議会大綱質疑では、のとや繁議員が発達障害児の高等養護の設置について、期成会もできた中で、今後はオール旭川での総合的な運動展開が必要になると指摘しました。
 この問題が市議会で議論になったのは、2008年第一回定例会の大綱質疑で、のとや議員が取り上げたのが最初でした。
 のとや議員は、旭川市の近郊の高等養護学校には、知的障がいや肢体障がいの重い子らが多く、知的障がいや肢体障がいがない発達障がいをもつ子らは、遠く離れた美深や小平、雨竜などの高等養護学校へ行くしか選択の余地がないと指摘し、「何故、北海道第二の都市に発達障害を受け入れる高等養護がないのか、旭川市は医療や福祉の機能も充実しているのに、何故、高校生活だけ遠くの学校で切り離されるのか」と、北海道に強く働きかけるべきではないかと改善を求めてきました。
 その後二年間、議会では多くの議員がこの問題を質問するようになり、お母さん方の運動が広がり、10万筆を超える署名運動に発展し、現在は西川将人市長を会長とする期成会もできました。
 今後は様々な立場の違いを超えて、オール旭川での総合的な運動展開が必要になります。
 この運動とも連動して、アメリカで自閉症児の専門教育を行っているボストン東スクールのジャズバンドを、今年の五月に呼ぶ企画が進行しています。北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携20周年にもあたり、様々な分野から期待が高まっています。
 高等養護設置の運動は、旭川の子が、旭川で学び、旭川で生きていける、「地域で共に生きる」ということをしっかり活かした運動をすすめていくべきではないでしょうか。


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