2012年6月20日水曜日

現代に通じる今野大力の魅力               没後七十七周年の碑前祭

6月19日、旭川ゆかりのプロレタリア詩人・今野大力の没後77周年の大力祭が、旭川市常盤公園内にある「今野大力詩碑」前で開催され、40人が参加しました。
この日は大力の甥にあたる遺族の方も参列し、教育委員会社会教育部長の河合伸子氏、日本共産党6区国政相談室長のおぎう和敏氏、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟中央本部の宮田汎氏が来賓として挨拶しました。
献花に続いて、詩の朗読は、加藤雅敏氏によって「学校」が読まれ、「獄中の同志も、療養所の患者も、思想が鍛えられる。大力は強い気力を最後まで失わなかった」(佐藤比左良氏の解説)状況が、現代の私たちに通じる迫力がありました。
参加者からは、大力の作品の朗読会を開催してほしい、文庫本を出版して作品を広く普及したい、80周年には大力をテーマにした演劇をやりたいなど、多彩な意見も出され、交流しました。

2012年6月19日火曜日

通学路ウォッチング                      危険地域を点検

 6月19日朝、東光小学校の通学路の点検を千代田後援会のみなさん5人と、のとや繁議員が行いました。
 東光小学校の校区では、近年大規模な団地造成によって生徒数が急増しました。また、東神楽に通じる橋の完成などで交通量が急速に増加し、交通標識や信号機の設置も追いついていない現状があります。
 そのような中で、日本共産党千代田後援会では、小学校に通う子ども達の安全確保のため、通学路の点検をすることになりました。
 当日は、「スクールゾーン・ウォッチング」という手製ののぼりを立てて行動。「おはようございます」「なんて書いてあるの」「今日は何の勉強するの」など、子ども達と仲良く会話しながらの点検活動。
 千代田後援会では、これまでも高齢者施設と保育園の間に信号機の設置を要望してきましたが、この日の点検の中で、横断歩道が必要な箇所や、スクールゾーンの表示をもっと明確にすること、小学校前のバス停にバスが停車中は他の車が見えづらく危険なことなど、新たな課題が判りました。
 今後は、第二弾のウォッチングや、学校への要望も考えていく予定です。

2012年6月15日金曜日

給食費  5校が全保護者から確約書                 のとや議員が改善求める

 のとや繁議員は6月14日、市議会経済文教常任委員会で質疑に立ち、市教委が新一年生の保護者に提出させている給食費の「納入確約書」について、5つの小学校で全保護者を対象に提出させていたことを明らかにしました。
 当初、市教委は2010年度から「納入誓約書」を市内全児童生徒の保護者から提出させていました。しかし、保護者から「きちんと納めている人に何故書かせるのか」「滞納している人は誓約書を書かず、効果がない」と批判の声が上がり、議会からも「効果が薄い、父母との信頼関係が崩れる、別の方法で改善をはかるべき」と指摘される中、2011年度から「納入確約書」に変更し新一年生と転入生に限って提出を求めていました。
 しかし、日本共産党市議団の指摘を受けて調査したところ、5つの小学校で、旧来のままの対応と判明。
 鈴木義幸学校教育部長は「周知徹底されず反省している」と陳謝しました。
 のとや議員は「当初から効果がないと言われながら、ズルズルやっているうちに保護者との信頼関係も損なう事態になっているう潮時滞納対策はもっと別の方法に切り替えるべき」と指摘しました。

2012年6月14日木曜日

クラブ費、生徒会費、PTA費も対象            就学援助に項目追加できる

 のとや繁議員は6月14日、市議会経済文教常任委員会で、就学援助事業の対象項目にクラブ活動費、生徒会費、PTA費を追加するよう求めました。
 これらの項目は、現在の旭川市の就学援助事業の対象項目にはなっていません。
 しかし、のとや議員が、国が2年前に国庫対象費目に追加し、北海道も「就学援助事業の実施について」通知を出し、積極的な適用を要請していることを指摘すると、市教委も認めざるを得ませんでした。
 また、上川中部の周辺8町では、既に8町全部で就学援助の項目を追加していることも明らかになりました。
 のとや議員は、周りの町から見ても見劣りする、子育てしにくい街にしてはならない、旭川市も項目を追加すべきだと指摘しました。
 鈴木義幸学校教育部長は「他都市の状況を見極めて、今後検討してまいりたい」と述べるにとどまりました。