2010年6月28日月曜日

プロレタリア詩人今野大力を追悼


 旭川出身のプロレタリア詩人今野大力の没後75周年「大力祭」が、命日の6月19日に旭川市常磐公園内の詩碑前で開かれ、市民33人が参加しました。
 献花、黙祷に続いて「死んだ妹に寄せて」が朗読され、各界を代表して旭川市教育委員会の河合伸子社会教育部長、旭川文学資料友の会の菅野浩事務局長、日本共産党から真下紀子北海道議会議員が挨拶しました。
 大力祭運営委員長の能登谷繁市議は「今年は没後75周年の節目の年。今年10月に記念行事に取り組み、記念講演や大力の詩をテーマにした合唱などを検討している。かつて大力が新しい時代を切り拓き、人々の暮らしや平和に生きる権利を守ろうと、命をかけた闘いや、その作品を、今日に継承し、大いに広げていきたい」と報告しました。
 また、「いま、歴史的な参議院選挙の闘いの中、くらしと平和の真の守り手、大力の闘いの継承者である日本共産党の前進のために、力をつくす決意です」と述べました。

2010年6月19日土曜日

旭川を障害者スポーツのメッカに 銀メダリストが議場報告


 6月18日、第2回定例会の初日のお昼休みを利用して、旭川市議会文化スポーツ議員連盟(会長:のとや繁)主催の議場報告会が開催され、バンクバーパラリンピックのアイススレッジホッケー銀メダリスト、永瀬充、三澤英司、両選手のお話を伺いました。議員や市職員、市民、70数名が参加しました。
 三澤選手は「後悔しない人生を送りたい」と決意しアイススレッジホッケーを始めたこと、「旭川を障害者スポーツのメッカにしたい」という言葉に共感し2年前に旭川に移住してきたことなどを語って下さいました。
 永瀬選手は高校1年生の時に難病が発症し、人生一番楽しいときをつらい思いで過ごした、いろいろな人の支えで夢をあきらめずにやってこられた、旭川を世界に誇れる障害者スポーツの街にしたい、夏場の練習会場がないため苫小牧まで通っていることなどを話されました。
 両選手とも、障害のある子どもたちにスポーツを普及したい、旭川を障害者スポーツのメッカにしたいと熱く語り、大変な感動を与えました。
 報告会終了後には、両選手の周りに輪ができて、メダルの重みを確かめ合い、記念写真を撮る一幕もあり、議場が暖かい空気に包まれました。

2010年6月11日金曜日

表紙を替えても 政治の中身は変わらない


 鳩山首相と小沢幹事長が退陣に追い込まれ、菅内閣が発足しました。「いくら反小沢を演出しても、公約違反はかわらない、政治の中身が問われている」と街頭から訴えています。
 また、20日には大門みきし参議院議員を迎えての街頭演説会を予定していることから、宣伝にも一層力が入ります。
 一部のマスコミなどが「反小沢」で期待を膨らまそうとしていますが、「表紙ではなく、問われているのは政治の中身。鳩山前内閣は、普天間、暮らし、政治とカネの問題で国民の期待を裏切り、退陣に追い込まれました。菅内閣にはその反省と問題の打開の方向がみられません。
 菅内閣は、普天間基地問題では、沖縄・名護市辺野古に新基地を押し付ける日米合意を堅持する立場を公言しています。政治とカネの問題でも、小沢幹事長辞任により「一定の政治的なけじめをつけられた」と疑惑の真相究明に背を向ける姿勢です。民主党がクリーンな政治というならば、最低でも国会で真相を解明すべきではないでしょうか。

 大門みきし演説会
 6月20日(日) 正午から 一条買物公園

東光小留守家庭待機児の解消へ 党の提案実る


 市は、東光小学校の留守家庭児童会の待機者を解消し、臨時の児童会を設置するため、第二回定例会に補正予算を提出することになりました。
 党市議団では第一回定例会でのとや繁議員が取り上げ、新年度に留守家庭児童会の待機者が出ると指摘し、全市の実態を把握し、空き教室の利用など、緊急の対策を行うよう求めていました。
 しかし、新学期がはじまっても問題は解決されず、二年生、三年生の中で約七十人の待機者が出ている実態。特に東光小学校では、二、三年生の希望者十九人全員が待機状態になっていました。
 党市議団は五月二十五日、「留守家庭児童会の待機者解消を求める要望書」を市に提出し、高瀬善朗副市長は「早急に判断し、民間からの賃貸も含めて対応したい」と述べていました。今回の緊急対策は党の提案が実ったものです。

党の論戦で 国保料抑える

 今年度の国保料の納付通知書が間もなく発送されます。
 三月の予算議会で最高限度額が四万円引き上げられたことから、最高限度額に該当する世帯は大幅な引き上げとなります。
 また、それ以外の世帯でも国保料が引き上げられると見られていましたが、所得割、均等割、平等割のいずれの料率も若干引き下げられたことから多くの世帯では昨年と同程度の国保料で抑えられることになりました。
 これまでの日本共産党市議団の議会論戦で、病院窓口負担の減免制度の拡充、低所得世帯の二割軽減の継続、来年度は国保料の負担軽減に目に見える努力をさせたこと(市長答弁)に続き、今年度の国保料の引き上げも抑制させることができました。


2010年6月4日金曜日

ボストン東スクールジャズバンド 感動の連続!!

 アメリカのボストン東スクール(自閉症児の専門学校)の生徒達のジャズバンドを招聘し、地元の自閉症児との交流や旭川のジュニアジャズオーケストラと共演するコンサートなどが、5月28〜30日に開催されました。
 写真上は、コンサート終了後に全員集合。下の左は旭山動物園に案内。右はトロンボーンの仲間、その真ん中が日本を代表するトロンボーン奏者の片岡雄三さん。










 北海道とマサチューセッツ州との姉妹州二十周年の記念の年にあたることや、旭川市に発達障がい児の高等養護学校設置の運動が取り組まれている中で、ぴったりの取り組みになりました。
 5月30日に行われたコンサートには多くの市民が駆けつけていただき、迫力満点の演奏に酔いしれました。
 僕もトロンボーンで参加しました。隣に座っていたハリー君は演奏が始まってもなかなか集中しないので心配していました。しかし、自分の出番になると「カチン」とスイッチが入るように演奏する姿にとても感動しました。
 コンダクターの上野要先生は、演奏中でも一人ひとりに声をかけ、子どもの背中にリズムを伝えたり、「Good Job!」などと、身振り手振りでみんなを励ましていました。子ども達の真剣に取り組んでいる姿、どれをとっても感動の連続でした。

  音楽に国境はない
  みんなで仲良くなれる
  障害があっても豊に生きることができる
  ・・・まさに実感しました。