2007年10月27日土曜日

日本製紙、ばい煙基準超過                        のとや議員ら調査、10億円の環境対策示す

 日本製紙旭川工場が大気汚染防止法の基準値を超す有害物質を排出し、記録の改ざんを行った問題で、のとや繁市議、真下紀子道議ら党議員団が26日に現地を調査しました。
 旭川工場では、記録が保存されている2004年度からの3年間に、稼動している4つのうち3つのボイラーで合計57時間の窒素酸化物(NOx)の基準超過がありました。同工場は、記録紙から日報に書き移す際にデータの改ざんがあったことは現場の係長以下の責任であり、課長以上は知らなかったとしています。
 のとや繁議員は、7月の民生常任委員会でも質疑したことを踏まえ、生産性優先で法令順守が後回しになっている問題、市民と結んでいる公害防止協定から逸脱しているなど、会社全体の問題であり改善すべき課題と指摘しました。
 同工場の村本光弘環境技術室長は、「現場だけの責任ではない、工場全体の責任であり反省している。旭川で1億円、全工場で10億円かけて環境インターロックなどを設置し改善する。地域に積極的に説明する機会を設ける」と、改善策を示しました。

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