2022年10月26日水曜日

旭川市立大学学長予定者が統一協会関連に参加

 

 統一協会(世界平和統一家庭連合)の開祖・文鮮明が提唱し、日韓トンネル実現をめざす「国際ハイウェイ財団」のセミナーに、旭川市立大学(来年4月開学)の学長予定者である三上隆氏が2014年と15年の2回、講師を務めていた事実が判明しました。
 25日、日本共産党の真下紀子道議と能登谷繁市議が三上氏と会い、確認した内容を記者会見で発表しました。
 三上氏は当時、北海道大学副学長で、トンネル問題の土木工学の第一人者でした。
 党道議団の統一協会関連団体の政務活動費支出調査で明らかになった議員らが活動費を返納するなか、自民党の道見泰憲道議と東国幹衆院議員(元道議)が返納せず、共通していたのが日韓トンネル推進事業でした。
 三上氏は、17年設立の日韓トンネル推進北海道民会議にトンネルの専門家として入り、道民会議の視察に2回参加。東、道見両氏も同行したと認めました。
 能登谷が「“広告塔”になったとの認識はあるのか」との問いに三上氏は「広告塔との認識はなかったが、今となっては名前を使われたことは否定できない」と答え、関係を断つと語りました。
 統一協会の考え方を旭川市立大学の運営や人事、講義内容に持ち込ませることはあってはなりません。
 事実関係が明らかになった今、「統一協会との関係を断つ」と明言した今津市長や三上氏が説明責任を果たしていく必要があります。

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