能登谷繁議員は7月16日の経済文教常任委員会で、今年3月に遺体で発見された中学2年女子生徒の件で質疑しました。
道教委と市教委の2019年9月から翌年の1月までのそれぞれの情報公開資料を照らし合わせると、道教委はいじめと認識していた又は市教委の判断に疑問を持っていたことが窺えます。
道教委は「当該生徒がいじめではないと話していても、客観的に見ていじめが疑われる状況である」(2019年10月3日)と言い切っています。
また、特定の教員がわいせつ画像をスマホで撮影したことや、担任がデートだから明日にしてほしいと発言したことは、市教委が調査を行い、それらが事実ではないと道教委に報告していたことが窺えます。
道教委の報告書(2020年1月20日)の最終段には、「旭川市教委に対し、全容解明に向けて引き続き丁寧に対応するよう指導した。」となっています。市教委にこのとおりに指導したかどうかは不明ですが、この時点でも道教委の認識は「全容解明されていない」ということではないかと窺えます。
全体として、市教委から道教委への報告や対処が遅い。道教委の指導がないがしろになり、真摯に受け止めていないのではないか、特にいじめの定義に合致した対応がなされていないのではないかと疑問に思います。
当該生徒は2020年11月に民間の相談室に「いじめられている」と相談していた事実が、6月の能登谷繁の一般質問で明らかになりました。
2020年1月の時点でも、道教委の指導に真摯に向き合って「いじめ」として対処していれば、生徒の大切な命まで落とすことはなかった、まだ間に合ったのではないかと悔やまれます。
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