2023年6月20日火曜日

今野大力没後88周年碑前祭

 

 旭川ゆかりのプロレタリア詩人、今野大力の没後88周年の碑前祭が、大力祭運営委員会(能登谷繁委員長)によって命日の6月19日に開催されました。

 今野大力は治安維持法によって逮捕投獄され、拷問を受けて重症となり、生死をさまよいました。その後も、闘病生活をつづけながら「戦旗」などを編集し闘い続けましたが、病気の悪化によって31歳の若さで亡くなりました。

 碑前祭には来賓として旭川市教育委員会社会教育部の佐藤弘康部長、日本共産党旭川地区委員会の荻生和敏副委員長が挨拶し、治安維持法国家賠償要求同盟北海道本部歌代英蔵会長からのメッセージが読み上げられました。

 能登谷委員長は、「日本が戦争に向かい、治安維持法により多くの人が犠牲になった暗黒の時代に、大力は人々のくらしや平和に生きる権利をうたい続けました。私たちは戦争か平和かの歴史的な岐路に立っています。大力たちが警鐘を鳴らした『殺し、殺される』国にしてはなりません。いまこそ、政治的立場の違いを超えて、世界に誇る日本の宝、憲法9条をいかした平和な社会をつくるために、ともに力をつくすこと」を呼びかけました。

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