プロレタリア詩人・今野大力の没後76年周年碑前祭が命日の6月19日に、旭川市常磐公園内に建てられた詩碑前で開催されました。大力祭運営委員会(能登谷繁委員長)によって、毎年この日に営まれ、今年は25人が参列しました。
黙とう、献花に続き、旭川市教育委員会の河合伸子社会教育部長、日本共産党の真下紀子道議が挨拶し、長年に渡り今野大力研究に取り組んできた佐藤比左良さんが「旭川市文化功労賞」を受賞されたことや、昨年の没後75周年記念事業で佐相憲一氏の『21世紀に生きる今野大力』と題した記念講演が大きな感動を呼んだことなどが讃えられました。
能登谷繁運営委員長は、東日本大震災、大地震、大津波に加えて、人災である原発事故まで加わり、日本社会はまさに国難とも言うべき事態。こういう困難な時だからこそ、大力が謳ったように「時代の先駆をした」と言えるような働きをしたい、日本中の力を合わせて人間らしい復興を遂げるために頑張りたいと述べました。