日本共産党が一般会計予算に反対した理由にあげた「近文・永山地区防火用水維持管理費」は、予算額で約873万円の事業ですが、これまで15年間で約1億円の維持管理費が投入されています。
また、旭川市は別に石狩川の取水施設の建設に約3億5千万円、導水管の一部整備に8千7百万円の負担を行ってきました。
しかし、この後の管整備は、今日まで10年間凍結され、防火用水として利用できない状況です。 現在、唯一、水を利用できているのはJR永山運転所です。JRが利用できるところだけ整備が進められたからです。
共産党の追及によって、防火用水を口実にした財政支出は、JRへの便宜供与ではなかったのかとの疑問が強くなっています。
これらの問題は、小松議員が分科会質疑で明らかにし、のとや議員が総括質疑で西川市長の見解や調査を求めました。
西川市長は、「行政評価において、施設の整備は事業を一時休止し、実施時期等を見直すこととした。このような評価を受けながら、施設の維持管理費のみを執行してきたことにつきましては反省しなければならない」と陳謝しました。また、「10年以上が経過しており不明な点もあることから、今後さらに調査確認が必要である」と答えました。
のとや議員は、市長が調査すると答弁したことは重く受けとめるが、市民にも議会にも理解が得られるようにしっかり対応すべきと指摘しました。