12月18日、旭川市議会第4回定例会は閉会しました。「地場産業の振興と住民福祉の増進に向けた取り組みを求める」決議などが可決しました。
のとや繁は「JR北海道の重大事故・トラブルの徹底した救命と安全運行を求める意見書」を提案し、全会一致で採択されました。
また、いわゆる乾杯条例の提案があり、賛成23、反対7、退席5(公明党)で可決されました。日本共産党が賛成した理由は下記の通りです。
議案23号「旭川市地酒の普及の促進に関する条例」について、日本共産党市議団として意見を述べます。
私どもは、先ず、いま一番大事なことは市民のくらしと雇用を支えるために行政も議会も力を合わせることだと考えています。議員提案での条例をつくることになれば、それにふさわしいものをとも考えていました。
そういう中で、今回の地酒の普及の促進という条例については、市民の趣味嗜好をしばるものではなく、普及の促進の協力をはかる理念的なものであり、条例の趣旨にとりわけ反対する理由はありません。
会派としては、この種の条例は全会一致が望ましいと考えてきました。また、議会としてこれが優先課題なのか、地産地消であれば他の物品も合わせて考えることができないか、条文の修正も考えてはどうか、市民に理解が得られるのかなど慎重に検討してまいりました。これらの点については、課題がないとは言えません。
一方、この議会で「地場産業の振興と住民福祉の増進に向けた取り組みを求める」決議が提案され、可決されました。市民にむけて、議会や行政が市民のくらしや産業の振興、まちづくりに一層力を注ぐ決意が示されましたので、これらを合わせて判断するのが妥当であると考えます。
さらに、「あさひかわの地酒で乾杯推進協議会」のみなさんの意向や運動を最大限尊重した中で、趣旨は理解できるものと判断いたしました。
以上の理由をもって、日本共産党として議案第23号「旭川市地酒の普及の促進に関する条例」について賛成の意見といたします。