12月13日午後、能登谷繁議員は功労者表彰の議案に対し質疑しました。
今期勇退された市議会議員の方々は、功労者表彰に相応しく、何の違和感もありません。
しかし、菅原功一元市長が一緒に提案されているのは甚だ不自然です。市長を退任して17年間、今まで推薦できなかった理由は明確です。
エコスポーツパーク問題の住民訴訟では、高裁判決で違法・無効な事務執行が厳しく断罪され、菅原市長自身の賠償責任は免罪されましたが、違法・無効な契約で、市長の指導監督上の責任、政治的責任は厳しく指摘されました。
相次ぐ疑惑と不適切な事務執行で、議会始まって以来の地方自治法第百条の調査権限が付託された「庁舎移転問題など不透明な事務の解明に関する調査特別委員会」の設置や、「神楽3条通都市計画街路事業に関する事務の検査」が行われ、議会は菅原氏を刑事告発しています。
さらに市長選挙では、市幹部から逮捕者が出て、当時の助役や水道管理者が辞任せざるを得ない事態になり、市政は大混乱に陥りました。しかし、本人は責任をとらず、部下がやったことになりました。
議会から菅原氏に行った措置としては、辞職勧告2回、問責決議1回を議決しています。菅原氏は一連の不祥事等により、在職中に給料減額を4度受けました。
これらの経過から、市民から解職請求・リコールが二度に渡って行われ、旭川市政はじまって以来の事態となりました。
年月が経過して、市長が変わったからと言って、このような方を推薦するのはいかがなものでしょうか。しかも菅原氏と今期勇退された市議などが一緒にされ、玉石混交も甚だしい提案です。一緒に判断することは出来ませんので、日本共産党は採決に加わらず退席しました。しかし、他の議員は全員賛成で可決しました。