代表質問その11、文化行政について
今年2月の旭川文化芸術協議会の舞台公演「第33回北を創る」は、尺八、筝、長唄、舞踊などの日本古来のものから、バレエやフラメンコなどの洋風なものまで、いずれも大変「雅な」もの、水準の高いものばかりでした。
また、昨年11月の大雪クリスタルホール30周年記念事業は、世界中で旭川にしかないオリジナルなもの。旭川在住の佐々木義生氏が作曲したオリジナル曲だけで構成し、世界から集まった演奏家やアイヌボイスも参加するオーケストラが、時に精緻に、時に情熱的に、聴衆の心を揺さぶりました。
佐々木氏が提唱するマインドジャズは、風土から生まれる日々の生活を表した音楽です。旭川の歴史や風土、アイヌ文化や海を越えてアジアや世界につながりながら、生きることの意味を問う音楽を作り上げています。
これらの旭川市民が創る文化、分野はそれぞれ違い、プロとアマチュアの違いもありますが、市民の創る文化を発展させることが重要です。
市としてもプロの質の高い公演を市民にどれだけ提供できるか、単なる貸館や専門家への丸投げではなく、市として企画立案出来る体制を構築することが必要です。
市民の文化創造の上でも、文化会館の建替えは重要です。単なる箱物ではありませんので、舞台であり、音楽堂でもあり、人々の様々な交流の場になりますので、まちの「風景」となり文化の「シンボル」となる建築にする必要があります。
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