7月30日、小規模多機能居宅介護「旭山なかまの家」の運営推進会議に出席しました。
なかまの家の利用者やそのご家族のお話も伺い、介護の現場の具体的な状況を直接聞くことができました。
97才の利用者Tさんは、「家にいたら同じことばかり繰り返してしまうが、なかまの家にくるとみなさんの元気な顔がみられるので嬉しい」と語ってくれました。Tさんは100才まで生きることを目標に在宅で頑張っているとのことでした。
小規模多機能施設の役割について議論になりました。介護を受けながらも在宅で生活するうえでは最適な施設であり、「通い」「泊まり」「訪問」の3つのサービスを必要に応じて受けることができます。利用者の家族からは「何かあったら、何でも相談できるところが助かる」と言われています。
一方で経営的には大変困難があり、定員24名、通いは15名の制約があり、スタッフのみなさんは何でもこなさなければなりません。近年、旭川市内で3カ所の小規模多機能施設がグループハウス(老人下宿)に変更になっている実態があります。
国や旭川市のめざす地域包括ケア体制の要の施設でありながら、十分な整備がはかられないまま、撤退を余儀なくされているのは、制度上の課題も多いと言わねばなりません。
写真は5月の会議の帰りにおじゃました「なかまの家」の様子です。
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