29日早朝、北海道旭川市郊外を流れるペーパン川があふれて、東旭川町豊田の早苗橋付近の住宅2軒が水につかり、80代と70代の夫婦がボートで救助されました。一時6人が、市が開設した避難所に避難しました。
能登谷繁市議会議員が、地域の方とともに現地に入り、避難者へのお見舞いと周辺農家を調査しました。
近所の農家の方は、午前5時前にトマトを収穫し袋詰めしていたところ、川の音が今までとは違い「ぐわっ」という音がしたので、歩いていくと川向こうのお宅が床上浸水だったので、緊急通報しました。その後、夫婦は駆けつけた消防がボートで救助したとのことです。
農家の方たちは、元々の原因はペーパンダムが出来たときに、国や北海道が下流の築堤工事に手をかけてこなかったため、上から砂利が流れて川底が築堤と同じ高さになり、そこに大雨が降るとその水が全部流れ、ペーパン川が氾濫するようになったのではないかと指摘しています。
また、4年前にも氾濫し、護岸工事をしている最中であり、水門を移動させ新しい川をつくる工事をしていたが、その低いところに集中的に水が入り、一気に水が押し寄せたので、工事の影響ではないかと指摘する声もありました。
さらに、新たなダム建設が検討されているが、ダムが出来ても築堤工事をしなければ川の氾濫は抑えられないのではないかと指摘する声もありました。
早急な対策と原因解明が求められます。
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