日本共産党道議団と旭川市議団は8月22日、道開発局が指定し建設する「白川美唄線」を調査するため、東旭川瑞穂から東川町野花南までの道路に入りました。
萩原信宏道議、山根泰子道議、真下紀子国民運動委員長、佐々木卓也・小松晃・太田元美・能登谷繁各市議が参加しました。
旭川開発建設部からは赤石・旭川道路事務所長、渡邊・道路第一課長、旭川土木現業所から武田・道路建設課長らが応対しました。
この道路は、上川町白川から美唄市までの約百五十kmで、道開発局が日高横断道路と同時期に計画し、「第二の日高横断道路」と言われる無駄な大型公共事業です。完成後は北海道に引継がれ、一般道道「富良野上川線」「美唄富良野線」となります。
既に400億円
道路の起点と終点が決まらず工事がすすめられ、中間地点の東旭川ペーパンの山奥から東川道路6.8km、野花南道路2.2kmが完成し、道に引き継がれました。今回の調査で、「富良野上川線」部分だけでこれまでの事業費は110億円になり、美唄まで合わせればおよそ400億円になることがわかりました。
1kmのトンネル必要
今後の事業計画について、渡邊課長は「野花南道路の残り約5km部分には、1kmを超えるトンネルを掘る必要がある」とのべました。「仮に1km15億円としても75億円は必要」になる計算です。
調査団は、四本の立派な橋も視察しました
倉沼川上流にかけられている「れい雲橋」は、橋げたの高さ50m、全長406mで登り勾配のループ橋です。
真下紀子氏は「何のための道路かわからない、起点も終点も、開通の見通しもない。税金の使い方を改めるべき」とのべました。
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