道教委8月31日、発達障害児の道立高等養護学校設置を求めている旭川市に対し、2014年度は愛別町に通学型2学級新設と美深町に1学級増設する方針を伝えました。旭川市については、生徒数の増加について配慮したものの、具体的な設置は明記されませんでした。
旭川市は3日、期成会として西川市長・小池教育長、高等養護つくる会、真下議員をはじめとする5人の道議が一堂に会し、道教委に説明を求め、旭川設置の緊急性を訴えました。
「身近な地域でと言いながらなぜ旭川ではないのか、生徒数の増加が著しい旭川の子どもにとって切実な願いだ」と説明を求め、具体的に旭川設置を記載するよう訴えました。 高橋教一教育長は「若干遠いとは思う」と苦しい答弁。つくる会の峰木会長は「体力の弱い障害のある子が本当に通学できるのか考えていただきたい」と訴えました。
署名を必死で集めた女性は「障害のある子は地域貢献できないから、この程度の扱いですか。我慢せいということですか」と涙いっぱいに旭川設置の明記を求めました。
翌日の発表では、欄外に「数年後には旭川市の空き校舎の活用による検討」と注記され、2016年度に可能性を残しました。
一方、最後まで6人全部の道議の力を結集することができなかった期成会の体制の立て直しも急務と言えます。
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