旭川市は10月24日、低所得者などを対象に灯油購入費を助成する「福祉灯油」事業について、70歳以上の高齢者がいる世帯、父子家庭も対象に入れるなど、昨年に比べて対象を約4,000世帯拡大し、申請手続きは民生委員などを通じて簡略化する、助成額は5,000円のまま据え置く方針を固めました。 11月14日からの臨時議会で決定する予定です。
今年度の助成対象は、満七十才以上の高齢者がいる世帯(昨年は満75才のみの世帯)、ひとり親世帯(昨年は母子のみ)、障害者は昨年同様に身体障害者手帳(一級または二級)、療育手帳(A判定)、精神障害者保健福祉手帳(一級)のいずれかを受けている世帯です。(ただし市民税非課税で、入院・入居者、生活保護受給者は除く)
今回の措置により、昨年に比べ対象世帯が約4,000増えて、約2万世帯に拡大しました。
申請手続きは昨年より簡素化し、民生委員の協力を得て、高齢者らが役所まで行かなくても出来るようにする考えです。
これらは、党議員団の論戦や市民団体などが拡充の申入れを行い、要望してきたことが実ったものです。対象世帯の拡大は一歩前進と言えますが、補助額が5,000円に据え置かれたことや生活保護世帯が除かれたことは残念なことです。今後も暮らしを守る運動を広げる必要があります。
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